2010年1月

福岡の、ガン患者によるガン患者の会として活動をつづけている「がんを学ぶ 青葉の会」が、今年平成22年設立7周年を迎えます。

 ある日、『胃癌です』と告知された、青葉の会 松尾代表。それが、14年前です、その告知された言葉に、愕然としました。『残念でした。あなたの胃がんは、一番たちの悪い、スキルス性の胃癌です。あの、アナウンサーの逸見正孝と同じです。だんだんと広がっていく癌です』と、医師から告知されたのです。愕然としました。しかし、同時に、この先生に絶対に、見返してやる!絶対に生きてやる、生き抜いてやると、強い思いと覚悟をしました。 数々の、心の問題を一人で解決していくよりも、みんなで解決したい。自分と同じような気持ちを持っている人がいるに違いないと思いました。そのような思いから松尾代表は、7年前に「青葉の会」を立ち上げました。

 

2009年6月 記念講演会とコンサート
 今年設立6周年を迎えた福岡市のがん患者団体「がんを学ぶ青葉の会」(松尾倶子代表)が6月7日、南区高宮3の市男女共同参画推進センター「アミカス」で記念講演会とコンサートを開く。

 講演・演奏者は25年前に末期がんを宣告されながら自然治癒した寺山心一翁(しんいちろう)さん(73)=東京都在住。松尾代表は「希望と勇気を持ち帰ってもらえたら」と呼びかけている。

 寺山さんは84年に腎臓がんを患い「余命数カ月」と宣告されたが、薬を使わず、自然の治癒力を生かして治した。その後は自身の体験を発表しようと愛用のチェロを携えて世界各地を回り「癒やしの力」をテーマに講演・演奏会を続けてきた。当日は「がんが消えた~ある自然治癒の記録」と題して講演し、福岡市のフルート奏者、滝沢昌之さんとミニコンサートも開く。問い合わせ・申し込みは、松尾代表(090・3193・9676)

 

2009年4月 「青葉の会」第6回総会 患者、家族が交流

 がん患者や家族でつくる「青葉の会」(会員約160人、松尾倶子(ともこ)代表)は12日、福岡市中央区天神一丁目の西日本新聞会館で第6回総会を開いた。約60人が参加。自身もがんの同市南区、藤本倫子(みちこ)さん(環境カウンセラー)が講演。童謡作詞家など多彩な顔を持つ、もり・けんさんによるハーモニカ演奏もあった。

 同会は、会員が四つのグループに分かれ、料理や絵手紙などで交流を深めている。総会では、各グループが活動を報告。友人を乳がんで亡くしたのがきっかけで、初めて同会の会合に参加した同市西区の主婦上野恵美さん(42)は「これから、会を通じてがんの勉強をしていきたい」と話した。

 

2008年6月  がんを学ぶ青葉の会設立5周年記念 昇 幹夫講演会「あなたが変われば、未来が変る!」
「日本笑い学会」副会長(「笑いと健康」の部門を担当)。「元気で長生き研究所」所長。
大阪市や岡山市で産婦人科診療をしながら、全国を精力的に講演してまわる自称「健康法師」です。 著書「笑顔がクスリ」、「笑いと健康」他多数。(学会副理事長・日本笑い学会副会長・医師)
 講演のあと一緒にライブするのが親子2代でハーモニカ日本賞を取ったもり・けんさん。 昇幹夫さんのアコーディオンでみんなと一緒に動揺・唱歌を歌います。
もり・けん作詞家として童謡の新曲をビクター、小学館などから発表するなどの創作活動と、ハーモニカ奏者として日本の童謡や叙情歌のコンサート活動を国内だけでなく中国やモンゴル、フィンランドなどでも展開、童謡の普及に努めている。1951年大坂生まれ。

 

2007年4月 「からだにやさしい免疫学~安保徹医師の講演&座談会」

 「免疫革命」などのベストセラーで知られる新潟大学大学院・安保徹教授の講演を聞き、座談会で語り合うセミナー「からだにやさしい免疫学」が4月22日午後1時から、福岡市中央区赤坂のよみうりプラザで開かれる。参加費二千円。
  がん患者とその家族でつくる「青葉の会」の設立4周年を記念して開催。セミナーは二部構成で、第一部では、安保教授がストレスをためやすい現代人がなぜ病気になり、治るのかについて、免疫学の立場から解説。病気をしても、くよくよせずに生き方、考え方を変え、免疫力を高めて克服した数々の症例について話す。
 第二部は、安保教授と会場が意見を交換する座談会。自分や家族の悩みなどについて、安保教授がアドバイスする。

 

2006年 平成18年4月  第3回総会  早良市民センター 会員139名

 

2005年4月 講演・落語会 悪性肺がん克服の樋口強さん

◇「笑いは最高の抗がん剤」
 明るく前向きにがんと向き合う患者の会「青葉の会」(松尾倶子代表)が24日、春日市のクローバープラザで設立2周年を記念して、悪性の肺がんを克服した樋口強さん(52)=千葉県船橋市=の講演・落語会を開く。樋口さんは1月に「いのちの落語」を出版し、全国各地から講演依頼が相次ぐ話題の人。

 樋口さんは96年の定期健診でがんが見つかった。抗がん剤の投与や手術を経て、当時例がなかった5年生存率の壁を乗り越えた。01年に「いのちに感謝の独演会」を開き、毎年1回の高座を続けている。学生時代に落語研究会に所属。会社員時代は遠のいていたが、入院中に落語のテープを聞き再び、「笑いをお供に」新しい人生を歩んでいる。

 樋口さんは「いのちの落語~笑いは最高の抗がん剤~」をテーマに、自身の経験などを講演。続けて創作落語「病院日記」を披露する。入院体験のエピソードで笑わせ、命や家族への思いが涙を誘う。
 青葉の会は、がんに負けずに互いに励まし合おうと2003年7月に発足した。当初約20人だった会員は現在約140人。落語会やハイキングなどの催しを定期的に開くなど、患者・家族の交流の場となっている。松尾代表は「決して生きることをあきらめない樋口さんの講演で新たな希望と勇気を得てほしい」と話している。 

 

2004年 平成16年4月  がんを学ぶ「青葉の会」に改称 会員102名


2003年 平成15年7月 「ひいらぎの会」福岡支部 第1回総会

 

2003年 平成15年4月2日 ミニ患者塾発足会
がん患者の会 福岡市で発足 再発恐れず一緒に楽しもう

 がんの再発を恐れずに前向きに生きようと、福岡県内のがん患者ら25名が集まった「ミニ患者塾」の発足会が2日、福岡市中央区のレストランであった。同市で開かれている日本医学会総会公開展示で講演した「日本笑い学会」副会長の昇幹夫医師=大阪市=も駆け付け、「病気を克服するには気持ちが重要。今を大切に過ごそう」と激励した。

 発起人は福岡市東区雁の巣、松尾倶子(ともこ)さん(57)。六年前、胃がんで胃の大部分を摘出。「いつかがんで死ぬ」。松尾さんは勝手に思い込んで自宅にこもりがちになった。
 転機は、福島市のがん患者会を偶然、知ったこと。参加して患者同士で語り合うことで不安は薄れ、富士山登山やホノルルマラソンに挑戦するなど立ち直った。
 「今度は私がもらった元気をがん患者に与えて少しでも楽にしてあげたい」。松尾さんの呼び掛けに、発足会には24人が参加。山登りやマラソンを楽しんでいる人たちやカラオケを始めたという70代の女性らが闘病生活やがんの恐怖を克服した体験を話した。
 今後も気軽に集まれる会合や登山などのレクリエーションを予定。連絡先はセレクション松尾=092(413)8200。